脳卒中ってどんな病気?脳卒中になるとどうなるの?
こんにちは、ひつじです。
皆さんは「脳卒中」という病気をご存知ですか?
脳卒中という名前や脳卒中になると麻痺が出てしまったり、喋りにくくなってしまうなどの症状が出る場合があることをご存知の方は多いかもしれませんね。
もしかすると、実際にご家族やご親戚に脳卒中になった人がいる。という方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、「脳卒中って実際どんな病気なの?脳卒中になるとどうなるの?」ということについて簡単にまとめてみようと思います。
①脳卒中ってどんな病気?
まず、脳卒中には「脳梗塞」と「脳出血」の二種類に分かれていることはご存知でしょうか?
以下に二つの脳卒中の違いを簡単に説明してみました。
脳梗塞=脳の血管が詰まって脳細胞が壊死してしまう病気のこと。
脳出血=脳の血管が破裂して出血したことにより脳が壊死してしまう病気のこと。
要するに、
血管が詰まって血液が流れなくなるため栄養が滞り、細胞が壊死してしまうのが脳梗塞。
血管が破れて血液があふれ出してしまうため栄養が滞り、細胞が壊死してしまうのが脳出血。
血管が詰まるか破れるかの違いがありますが、どちらにも言えるのは原因となった血管よりも先に血液が十分に行き渡らず、栄養不足で脳が壊死してしまうということです。
そうなると一体どうなってしまうのか?
私たちが日常生活で行っている食事や運動、会話や計算、仕事や勉強といった当たり前にしていることが今までのように行えなくなる確率が非常に高いです。
それは何故かといえば、そういった生活する上で行っている活動のすべては、脳から発せられる命令によって可能だからです。
先ほども述べたように脳梗塞や脳出血になると脳の細胞の一部が壊死します。
しかし、私たちの活動のすべては脳からの命令によって成り立っています。
ですから、脳細胞が壊死するとやりたいと思ったことがあっても行動のための命令が出せなくなります。
もしくは、出せたとしても不十分なものとなってしまったり、間違った命令になってしまうためなのです。
また、世界地図に色々な大陸や色々な国があるのと同じように、脳にもそれぞれの部位によって役割が決められており、まるで世界地図のようにその役割が分かれています。
ものすごく大まかに分けると脳は4つの大陸に分かれていて、以下のような役割を持っています。
- 脳の前側(前頭葉)は性格や思考・判断、運動、話すなどの機能。
- 脳の横側(側頭葉)は聴力や言葉の理解、記憶などの機能。
- 脳の上側(頭頂葉)は身体の感覚や空間・物体に対する認識、読み書きや計算などの機能。
- 脳の後ろ側(後頭葉)は物体の色や形・動き、物体や空間を認識する視覚に関わる機能。
このように脳にはその部位による役割分担がされており、さらにそれぞれが密接に関わりあって一つの動作や行動を遂行しているわけです。
ですから、脳のどこの血管が脳梗塞や脳出血になったのかによって、身体にどんな症状が出るのかが大きく異なります。
もしかしたら急に手が挙がらなくなったり歩けなくなることや、言葉が話せなくなったり、自分が地面に立っているのか空中に浮いているのか分からなくなってしまったりすることがあるかもしれません。
そんな恐ろしい症状が急に現れてしまうのが脳卒中の怖いところです。
特に1年の中でも寒い冬の時期には、血管がギュッと締まって細くなることで血圧が上がりやすいため注意が必要 です。
では、一体脳卒中にならないようにするにはどんなことに気を付ければいいのか?
また、あれ?おかしいな?って早く気付くべき症状にはどんなものがあるのか。
次回はそんな、脳卒中の予防や早期発見についてお話しできればと思います。
だんだんと暖かい日が増えてきましたが、朝晩はまだまだ寒いです。
インフルエンザやはしかも流行っていますので、みなさんもお気を付け下さいね。
ではでは、みなさん良い1日を!!