脳卒中のリスクは下げられる!日ごろの血圧管理や生活習慣が大切!

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こんにちは、ひつじです。

 

前回は脳卒中ってどんな病気なの?というお話をしました。

まだ記事読んでないよ、という方はこちらからどうぞ。

musashinokunilazybones.hatenablog.com

脳卒中には「脳梗塞」と「脳出血」の二種類があるよ。

脳卒中になると、原因となっている場所によってさまざまな症状が出るよ。

というお話が前回の記事の簡単なおさらいです。

 

じゃあ実際、脳卒中にならないように何に気を付ければいいの?

普段の生活で注意するべきことって何だろう?

なんてことを今回はお話しできればと思っています。

 

まず、一般的に言われている脳卒中のリスクは

①高血圧、高コレステロール

②糖尿病、高脂血症不整脈などの持病

③喫煙、アルコール

④塩分、脂肪分の摂取過多

⑤運動不足、肥満、ストレス

これらの五つの因子が脳卒中発症のリスクを引き上げると言われています。

 

その中でも特に①の高血圧には注意が必要です。

血管が詰まる、血管が破れるなどの原因は血管に掛かる負担の増加や、血管内の変性によって引き起こされる場合が多いので、やっぱりコレステロールも気になるところです。

コレステロールは血管内にある脂肪の一種で、実は細胞の膜や特定のホルモン、胆汁酸といったものを作るのに必要とされています。

なので、私たちの身体にも必要な成分なのですが、増えすぎてしまうと結局は脂肪なので血管内の血液をドロドロにします

さらにその状態が長く続くと血管の壁にそのドロドロが付着したり、ドロドロが脂肪の塊になって血管内に居座ることになります。

そうなった場合は血液の流れが滞ったり、それによって血管の壁にかかるストレスが大きくなり、結果として高血圧になります

そして、さらにその状態が進んでしまい行き着くのが、脳梗塞脳出血なのです。

 

ということを考慮すると、高血圧とコレステロールは切っても切れない関係であり、それらの数値を日ごろから気に掛けることは脳卒中の予防にとって非常に重要だと言えそうです。

ちなみに②から⑤の項目に関しても高血圧の要因になっています(笑)

とにかく高血圧は放置してはダメ!

日ごろから血圧測定の習慣をつけたほうが良いでしょうね!

 

また、脳卒中治療ガイドラインでは血圧の高圧目標値が以下のように定められています。

・目標値は原則140/90mmHg未満

・合併症がある場合は130/80 mmHg未満

・一方で後期高齢者は150/90 mmHg未満

上記の基準が目標値として定められていますので、参考にされるとよいと思います。

 

脳卒中のリスクは日ごろの血圧管理や生活習慣の見直しによって十分に下げることが可能です。

また、自身での管理も重要ですが、定期的な健康診断や脳ドックを受けることも強くお勧めします

気になる自覚症状はなかったという方でも、特に脳ドックを受けることによって思いもよらない脳血管の変化を発見できる場合も少なくありません。

もし少しでも関心を持たれたのであれば、ぜひ時間を見つけて受診してみてはいかがでしょうか?

これからの長い人生を健康で楽しく生活するために、できることは早いうちに!

 

ではでは、みなさん良い一日を!!

 

脳卒中ってどんな病気?脳卒中になるとどうなるの?

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こんにちは、ひつじです。

 

皆さんは「脳卒中」という病気をご存知ですか?

脳卒中という名前や脳卒中になると麻痺が出てしまったり、喋りにくくなってしまうなどの症状が出る場合があることをご存知の方は多いかもしれませんね。

もしかすると、実際にご家族やご親戚に脳卒中になった人がいる。という方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、「脳卒中って実際どんな病気なの?脳卒中になるとどうなるの?」ということについて簡単にまとめてみようと思います。

 

脳卒中ってどんな病気?

まず、脳卒中には「脳梗塞」と「脳出血」の二種類に分かれていることはご存知でしょうか?

以下に二つの脳卒中の違いを簡単に説明してみました。

 

脳梗塞=脳の血管が詰まって脳細胞が壊死してしまう病気のこと。

脳出血=脳の血管が破裂して出血したことにより脳が壊死してしまう病気のこと。

 

要するに、

血管が詰まって血液が流れなくなるため栄養が滞り、細胞が壊死してしまうのが脳梗塞

血管が破れて血液があふれ出してしまうため栄養が滞り、細胞が壊死してしまうのが脳出血

血管が詰まるか破れるかの違いがありますが、どちらにも言えるのは原因となった血管よりも先に血液が十分に行き渡らず、栄養不足で脳が壊死してしまうということです。

 

そうなると一体どうなってしまうのか?

私たちが日常生活で行っている食事や運動、会話や計算、仕事や勉強といった当たり前にしていることが今までのように行えなくなる確率が非常に高いです。

それは何故かといえば、そういった生活する上で行っている活動のすべては、脳から発せられる命令によって可能だからです。

先ほども述べたように脳梗塞脳出血になると脳の細胞の一部が壊死します。

しかし、私たちの活動のすべては脳からの命令によって成り立っています。

ですから、脳細胞が壊死するとやりたいと思ったことがあっても行動のための命令が出せなくなります。

もしくは、出せたとしても不十分なものとなってしまったり、間違った命令になってしまうためなのです。

 

また、世界地図に色々な大陸や色々な国があるのと同じように、脳にもそれぞれの部位によって役割が決められており、まるで世界地図のようにその役割が分かれています。

ものすごく大まかに分けると脳は4つの大陸に分かれていて、以下のような役割を持っています。

 

  1. 脳の前側(前頭葉は性格や思考・判断、運動、話すなどの機能。
  2. 脳の横側(側頭葉)は聴力や言葉の理解、記憶などの機能。
  3. 脳の上側(頭頂葉は身体の感覚や空間・物体に対する認識、読み書きや計算などの機能。
  4. 脳の後ろ側(後頭葉は物体の色や形・動き、物体や空間を認識する視覚に関わる機能。

 

このように脳にはその部位による役割分担がされており、さらにそれぞれが密接に関わりあって一つの動作や行動を遂行しているわけです。

ですから、脳のどこの血管が脳梗塞脳出血になったのかによって、身体にどんな症状が出るのかが大きく異なります。

 

もしかしたら急に手が挙がらなくなったり歩けなくなることや、言葉が話せなくなったり、自分が地面に立っているのか空中に浮いているのか分からなくなってしまったりすることがあるかもしれません。

そんな恐ろしい症状が急に現れてしまうのが脳卒中の怖いところです。

特に1年の中でも寒い冬の時期には、血管がギュッと締まって細くなることで血圧が上がりやすいため注意が必要 です。

では、一体脳卒中にならないようにするにはどんなことに気を付ければいいのか?

また、あれ?おかしいな?って早く気付くべき症状にはどんなものがあるのか。

次回はそんな、脳卒中の予防や早期発見についてお話しできればと思います。

 

だんだんと暖かい日が増えてきましたが、朝晩はまだまだ寒いです。

インフルエンザやはしかも流行っていますので、みなさんもお気を付け下さいね。

ではでは、みなさん良い1日を!!

新生活までの道のり、家電購入編

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こんにちは、ひつじです。

 

今回は前回の「新生活までの道のり、ベッド購入編」からの続編、家電購入編です。

前回の記事はこちらから。

 

musashinokunilazybones.hatenablog.com

 

ベッドは信じられないような奇跡が起こり、総額200000円以上のものを半額で購入することができました。

前回は奇跡で半額という破格の恵みを受けましたが、家電は奇跡ではなく実力が必要なジャンルだと下調べで判明しています。

正しく日々研鑽している交渉術が試されるといっても過言でもない。

 

いや、普段ほとんど使ってないか、交渉術なんて。

 

まずは量販店選びですが、自分は滅多に家電を購入することがないのでポイントにはほとんど興味がありません。

それよりもシンプルに購入価格を下げてくれることと、保証期間の充実を重視して選んだ結果「ケーズデンキ」一択でした。

早速そうと決まれば、ベッドを購入した無印良品の店舗の近くにあるケーズにGO!

 

今回購入する予定の家電リストが以下の7点です。

・冷蔵庫

・洗濯機

・掃除機

・炊飯器

・電子レンジ

・オーブントースター

・ドライヤー

 

以上を下調べしておいた機種ごとにこの店舗での総額を計算すると...。

おおよそ350000円...さすが大物家電どもの破壊力は壮絶。

しかもこの値段は期間限定の総決算セールの値引き後の値段になっているではないか...。

このセール値引きごの価格から更に値引き交渉とは骨が折れそうだな...。

でも怯むことはない、きちんと下調べしてきた手順通りやれば問題ないはずだ。

 

その手順がこちら。

 

①「価格ドットコム」で最安値を調べる

②店員にその価格を提示し値下げ交渉を行う

③一度退店して他店に相見積もりを取りに行く

④他店で更に値引きしてもらった価格を提示し、再度値引き交渉を行う

の4手順だ。

 

まずは目ぼしい店員に声をかける。

価格ドットコムの値段は既に控えてあるぜ。 

戦闘開始だ!!

 

ひつじ

「すみませーん、引っ越しすることになって新生活に必要な家電を全部購入しうと思っているんですがー」

店員N

「あー、そうなんですね!かしこまりました!値引きしますね!」

店員Nは素早くスマートフォンを取り出し、価格ドットコムのサイトを開いた。

ひつじ

(さすが量販店員だけあってこちらの手の内は予想済みか)

ひつじ

「もしかして価格ドットコムの最安値より安くしてくれるんですか!?」

店員N

「大手の価格のみになってしまいますが、その価格よりは頑張らせていただきます!」

ひつじ

(なにぃー!大手の価格だけが値引き対象だと!?これは予想外の返答だぞ...。)

店員N

「んー、これはこの値段が限界かなぁー...。うーん、まぁいいか!」

ひつじ

(なーにが限界だよ、この冷蔵庫は店頭表示価格が99800円、価格ドットコムの最安値は77000円だぞ。やっぱり大手の価格じゃないからって80000円ぐらいにするつもりだろー)

 

さらっと店員の打つ電卓に目をやる。

 

ひつじ

ん!?んんっ!?70000円!?70000円だと!?

「すごい安いですね!価格ドットコムより全然安くしてくれてる!!」

店員N

「頑張っちゃいましたー(笑)」

 

一瞬にして店員Nが後光射す仏に見えてきました。

その後も家電に対する熱い想いが抑えられないのか、尋常じゃないぐらい細かな説明と二人暮らしに最適な商品チョイスをしてもらいながら、一時間以上かけ接客をしてくれました。

自分はあまり家電量販店に行くことはないのでどんな接客を受けるのか全く知りませんでしたが、本当に楽しい商品選びができたし、何よりこの店員Nのファンになってしまいました。

そう、値引き交渉という戦闘に乗り出したつもりが、完全に手玉に取られました(笑)

 

しかし!最終的に提示された総額は289000円!!

想定していた金額よりも60000円も安くしてくれてるじゃないか!!

ヤマダ電機のポイント還元率は10%だから、それを考慮しても断然安い。

店員Nの接客レベルの高さにより、他の量販店に行くこともせず購入決定しました。

 

いやー、無印での奇跡のベッドといい、幸先良い新生活準備ができてるぜ!!

 

これから新生活を考えている方がいましたら、ケーズデンキ、おすすめですよ(笑)

 

ではでは、みなさま良い一日を!!

新生活までの道のり、ベッド購入編

 

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こんにちは、ひつじです。

 

随分と更新期間が開いてしまいました...。
去年の暮れから仕事・プライベート共にかなりバタバタしておりまして、ここのところやっと落ち着きつつあります。
また今回の記事から更新していければと考えています。

 

...が!

今月末からは引越しという重大イベントが控えています。
結局、プライベートではまだまだやることが山積している状況です。
しかも今回の引越しは全て一から用意しなければならないのでかなり費用が掛かりそうです...。

二人暮らしだから一人に掛かる費用は半分になるとはいえ、引越し費用に加え、家具、家電、日用品と大物が購入の大多数を占めるため、家計は火の車状態になること必至。

 

毎月の積立や投資資金、保険、車のローンなどの固定費のことを考えると、引越しで破壊的ダメージを被るような額の支出はどうにか避けたい。
そうでないと今まで通り貯蓄や投資に資金を回せなくなってしまうばかりか、引越しのダメージで一時的にでも毎月の家計が破綻する恐れが出てきます。
しかも、引越し費用が予想よりもはるかに掛かる予感がしてきたため、真剣に対策を考えました。

 

ない頭を絞って。

 

そして出てきた策が「値下げ交渉」です。
はい、身も蓋もない策です。
やっぱり、ない頭を絞っても出てくるものは全く革新的なアイディアではなく、誰もが一番に思いつく手段です。
でも、これが上手くいけば一番手っ取り早く支出減に繋がる手段であることも間違いない。

 

と言うことで、そうと決まれば即敢行です。

 

まずは家具の中でも必需品であるベッドの捜索。

ニトリ、島忠ホームズ、無印良品と三つのメーカーを実際に店舗に品定めに行きました。

もちろん物はピンからキリまでありますが、やはりベッドの野郎...高いな...。

さすがは大物家具なだけあって値段もド級

もちろん拘らなければいくらでも安いものはありますが、寝具は毎日使いますし睡眠の質は日常生活や仕事のクオリティーに直結してきます。

良質な睡眠が摂れないことでQOLが低下することは何としても避けたい。

そう考えると下手に質の悪い安いベッドやベッドマットに妥協はできないよな、と。

 

購入すべきものはスモールサイズのベッド、ベッドマット、シーツ、布団類×2セットずつ。

ニトリと島忠ホームズは結局いいなぁと思えるものに出会えなかったため、ニトリでカーテンだけ購入して撤収。

やっぱり新生活シーズンのためカーテンも安くて良いものは在庫がすでにありませんでした。

 

さて、やって参りました。無印良品です。

値段を安く抑えよう、値引き交渉しようと考えているのに無印良品です。

自分のイメージとしては安さも値引きもどちらも全く叶えられそうにないメーカーです。

そう、無印に行こうと思った時点で、もうほぼ上記の野望は諦めていたといっても過言ではありません。

だってこんな値段ですもん...。

 

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ベッドフレームのみで30000円台...それが2セット...60000円台か...。

そして更なる衝撃が!!

 

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ポケットコイルスプリングマットレス 25900円

超高密度ポケットコイルマットレス 64900円

その差、約40000円...。この差は一体何なんだ?

店内に体験用ディスプレイがあったので実際に寝てみる。

.........全く別物だ!!身体に当たる接触面、フィット感、安定感、すべてにおいて超高密度ポケットコイルマットレスの優秀さが際立っている!!

あぁ...これが40000円の差か。納得だ。

確かのこのマットレスで毎日眠れたら最高だよな...でもこの値段は無理だよな。

一人分ならまだしも二人分なんて全体無理だ...。

 

そんなこんなでベッドコーナーの周辺で小一時間あーだこーだ言いながら迷っていると、店員さんが見かねた感じで声をかけてきた。

 

店員 「ご案内いたしましょうか?」

ひつじ 「あ、今迷っている最中なんで大丈夫です」

    (高くて買えるわけねーだろ)

店員 「こちら、展示品でしたら今なら半額となっていますよ?」

ひつじ 「え!?この展示品全部ですか?」

店員 「はい、セットでの購入も可能です」

ひつじ 「買います!!!

 

奇跡です。間違いなく奇跡が起きました。

なんと最高に寝心地の良かった、今まさしく試しに寝たベッドが半額になると!

このチャンスは絶対に逃してはいけない!即購入を決意しました。

結局はもうひとセット購入しなきゃいけないので元が高い分出費はかさむんですが、こんなに良いベッドがひとセット半額で買えるならお得だよな。と会計手続きをし始めました。

で、面倒だから「同じ内容でもうひとセットください」とお願いしたところ。

 

店員 「実は倉庫に全く同じセットのベッドがもうひとセットあるのですが...

ひつじ 「え?同じセット?」

店員 「はい、そのセットも半額で購入いただけますがどうなさいますか?」

ひつじ 「買います!!!

 

はい、また奇跡です。凄まじい威力の奇跡です。

こんなことがあって良いのでしょうか。

自分でも信じられない奇跡が起こりました。

 

というわけで、内訳です。

 

ベッドフレーム・オーク材 24900円×2セット

ベッドフレーム用ボード・オーク材 9900円×2セット

ベッドフレーム下収納・大 11900円

ベッドフレーム下収納・小 9900円

超高密度ポケットコイルマットレス 64900円×2セット

抗菌ポリエステルわたベッドマット・ゴム付き 3490円×2セット

 

合計、228180円の品が半額の114090円で購入できてしまった!!

 

ということで、大満足な買い物と滑り出しができた新生活買い物ベッド編。

さて、次は大物ひしめく家電編にこうご期待。

医療業界の土方、理学療法士の給与形態と未来

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こんにちは、ひつじです。

 

前回は盲目的にセラピストで在り続けることのリスク①をお伝えしました。

今回は後半のリスク②についてお伝えします。

その前に前回の記事を読まれていない方はこちらをどうぞ。


musashinokunilazybones.hatenablog.com

 

なぜ盲目的にセラピストで在り続けることがリスクとなるのか。

その二つ目の要因は「低賃金所得」と「低労働対価」にあります。

 

そこで、他の医療職種と比べて本当に低賃金なのか比較検討するため、下記のグラフを引用しました。

 

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やはり1位は医者。

直接的に命を救える職種ですし、医者になるまでの過程で出資している金額もかなりの額なのでこの年収は正当な報酬でしょう。

まぁ、本当は専門の診療科によって変動があっても良いんじゃないかと思ったりもしますが(笑)

その下に放射線技師と薬剤師、正看護師と続き、おおよそ500万円前後の収入。

で、その下に理学療法士作業療法士という順位でおおよそ410万円程度。

かなり医者以下の職種との年収の開きがありますね。

勤務施設にもよりますが、額にすると概ね50万から100万程度の差があると思われます。

放射線技師と正看護師は自身にもリスクが生じやすい職種であること、薬剤師は養成課程が6年制になったこともあり年収の著しい低下は見られていないのではないでしょうか。

 

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それに比べ、理学療法士作業療法士などのセラピストの年収は上記のグラフで示した通り年々低下しており、国家試験資格保有者の増加に反比例するように推移しています。

ここ数年は養成校の乱立によって理学療法士の資格保有者が凄まじい勢いで増加しており、今後もこの傾向はしばらく続くでしょう。

そういった点を踏まえると、現在の年収から更に低下することは容易に想像できます。

また、超高齢社会も相まって現在とは比べ物にならないほどの医療財源の圧迫は避けられないでしょう。

そうなれば診療報酬の改定により理学療法士の給与が医療財源削減のターゲットとされる可能性も非常に高いと思われます。

 

要するに、超高齢社会によりリハビリを必要とする人は増えるから、それに対応できるだけのセラピストも必要。

しかし、現実的には今までと同じ賃金レベルで、増加したセラピストに病院や施設が給与を払い続けることは難しい。

それは何故かといえば、超高齢社会のパイオニアである日本が診療報酬という財源を確保し続け、病院や施設に報酬を提供していくというシステムの維持が難しい。

国からの報酬が確保できなくなった病院や施設は大量に抱えたセラピストの給与を減らさざるを得ない。

ということです。

 

そのため、これからのセラピストは診療報酬形態による給与所得に依存しない働き方や、ある程度生活を担保できるぐらいの副収入を得る努力が求められます。

ただでさえ職業柄、勉強会やセミナーなどといった自己研鑽に時間も費用も費やす職業ですので、出費も一般の企業に勤めている方に比べると増加しやすい傾向にあると思います。

しかも、セラピストは他の職種に比べると尋常じゃないほど肉体労働的な働き方が求められます。

患者さんの介助の際にかかる首や腰への負担はもはや土方レベル。正しく、医療業界の土方。

もうね、50歳、ましては60歳になってまで働いてられませんよ。冗談抜きで。

何が人生100年時代だよ、そんな働けるわけねーだろ、と。

 

では、どういった道が今のセラピストに選択肢として存在するのか。

次回はその辺りのことについても記事にできたら良いなと思っています。

 

 

ではでは、みなさま良い1日を!

理学療法士という名の白衣の肉体労働者

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こんにちは、ひつじです。

 

皆さん、「理学療法士」って知っていますか?

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、リハビリをする人。

というと、何となくイメージが浮かび上がってくると思います。

 

病院やクリニック、地域の福祉施設などで病気やケガをしたお年寄りやアスリート、その他、心身に障害を持つ人に対して身体の機能維持、回復を目指するために運動療法や物理療法を行う専門家としてリハビリを提供する職業です。

 

そう。何を隠そう、自分も理学療法士として総合病院で働いています。

 

毎日、身体に何かしらの不自由を抱えた方々に対して向き合い、時には寄り添い、患者さんの日々の成長をサポートし、共に歩んでいく職業です。

 

「患者さんを癒す」なんて大層な使命や責任を背負った職業であるわけですが、逆に自分たちが患者さんから癒される場面もたくさんある。そんな素敵な職業です。

 

自分たちがサービスを提供する対象が「心身に障害を持つ人」なだけあって、提供したサービスによって患者さんに利益がもたらされた時に受ける感謝は、一般の営業職や事務職などと比べると別格なものがあると思います。

 

 

しかし、この理学療法士という職業には大きなリスクが二つあります。

 

①避けては通れない「腰痛爆弾」を抱える肉体労働

②労働に対する圧倒的な対価の低さ

 

の、上記二点です。

 

 

まず、①避けては通れない「腰痛爆弾」を抱える肉体労働 について。

 

理学療法士がサービスを提供する対象は先ほども述べた通り、「心身に障害を持つ人」であり、その大多数が病院に入院、もしくは外来通院をされる患者さんとなります。

 

そもそもリハビリを受けなくてはならない患者さんというのは、総じていえば動きに何らかの制限や問題を抱えている方になるわけです。

外来で通われている方であれば、日常生活に最低限必要となる動作は可能な方が多いです。

(もちろんそのような方だけではありませんが、比率としてはそういった方が多いです)

しかし、入院患者さんの場合はご自分では身動きが取れなかったり、ベッドや椅子から立ち上がることができなかったり、歩くことができなかったりと、動作に何らかの介助、お手伝いが必要になる方が多いのが実情です。

 

そんな患者さんたちを抱える、抱き上げる、移動させる、時には一人では全く歩けない患者さんを歩かせる。なんてこともします。

これを一日に何度も何度も繰り返し行うために、自らの腰に爆弾を抱えることとなります。

そしてこの爆弾は、一回の介助につき爆発までの導火線が1ミリずつ短くなり、ある日突然大爆発を起こし、セラピストの持続可能な報酬体系を木っ端みじんに吹き飛ばすのです。

 

そう、これが「腰痛爆弾」という名のシロモノの正体です。

 

患者さんやそのご家族からは大変な感謝を頂くこともありますが、こんな「腰痛爆弾」と常に隣り合わせなわけです。

そんな仕事、50歳や60歳になっても続けられると思いますか?

そもそもそんな年齢になったら、もはや自分がリハビリを受ける立場に近いですよ...。

 

その年代で十分な治療ができるのかも不安だし、そもそも体力が続かないのは確実..。

しかし、腰が痛かろうが体力がなくなろうが、生活に必要な資金を枯渇させるわけにもいかず、老体に鞭打って働き続けるしかない。

 

そして行き着く先は、やはり「腰痛爆弾」の大爆発による就労困難 + 日常生活困難。

 

これが理学療法士の仕事の一つ目のリスクです。

ようこそ、武蔵国のレイジーボーンズへ

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ようこそ、武蔵国のレイジーボーンズへ。

管理人のひつじです。

 

本ブログタイトルにある「レイジーボーンズ」とは「怠け者」のこと。

そう、当ブログ管理人である私ひつじは、稀代の怠け者と自負して止みません。

 

そんなレイジーボーンズひつじ。

この度、30代半ばを迎えたことからブログを始めようと思い立ちました。

が、初投稿をブログ開設から1週間でようやく投稿することができました。

今までブログで文章を書くなんてことはこれっぽっちもやったことがない。

せいぜい趣味の写真サイトぐらいしかネットのコンテンツを運営したことがない低ネットスキルの人間が、果たしてまともなブログを構築できるのか...。

立ち上げておきながら全くもって自信なし!

 

でも、もしこんな記事に興味があったら是非見てやってください。

 

①医療業界の見えざる実態と今後の展望(コメディカル目線)

②リハ職に向けた情報と知識の貯蔵庫

③超初心者の投資実況中継

④毎日を気楽に生きるためのメンタルセルフメディケーション

 

の四本柱を中心に、雑記も交えながら更新していければと思っています。

 

超高齢社会を迎えた我が国の医療業界で奮闘する、武蔵国のレイジーボーンズにお付き合いいただければ幸いです